2023年6月に旧ソ連の国であるアゼルバイジャンへ行ってきました。
『アゼルバイジャンって国知ってる?』
と聞くとわからない方がほとんど。
だいたいの人が、どこにあるの?どんな国?ってなってしまうし私も実際そうでした。笑
きっとこの記事を読んでみようと思った人は、アゼルバイジャンを知ったばかりで興味が湧いた人・もしくは行ってみようかな?と考えている人たちがほとんどだと思います。
今までに20カ国以上行ってきた私ですが、アゼルバイジャンはみんなにおすすめする観光地のひとつともなったほど。
なのでこの記事では、アゼルバイジャンのことを知っていただくために以下についてまとめてみました。
- アゼルバイジャンはどこにある?
- アゼルバイジャンの基本情報
- アゼルバイジャン旅行をおすすめする理由
- 首都バクーの有名観光地
- その他地方の観光地
アゼルバイジャンのことを何も知らなかった私ですが、行って良かった国の1つでもあるのでぜひみなさんにもアゼルバイジャンのことを知ってほしいです♪
アゼルバイジャンとはどんな国?
日本で生活していたらアゼルバイジャンという国にあまり馴染みがない方が多いと思います。
でも実は国民性は親日的と言われている国なんですね。
そこでまず初めにアゼルバイジャンについてわかりやすく説明していきます。
アゼルバイジャンはどこにある?
アゼルバイジャンは東ヨーロッパと西アジアの境界に位置する国でありコーカサス地域に位置しています。
そして以下の国がアゼルバイジャンと国境を共有している国です。
- 北側:ロシア
- 西側:アルメニアとジョージア
- 南側:イラン
- 東側:カスピ海
アゼルバイジャンは古代から交易路の要地として栄え、カスピ海沿岸に位置するため石油と天然ガスの豊富な国としても知られています。
首都はバクーであり多様な文化や歴史的な建築物、美しい風景が国内に広がっています。
日本には国境がないので『国境』と聞くと”ついで感覚”でいきたくなってしまいます。笑
ただ、国同士の仲が悪ければ陸路では行けないという問題が出てくるのであらかじめ調べることが大事!
アゼルバイジャンの基本情報
簡単にアゼルバイジャンの基本情報をまとめてみました。
概要 | 基本情報 |
---|---|
国名 | アゼルバイジャン共和国 |
首都 | BAKU(バクー) |
言語 | アゼルバイジャン語 |
宗教 | イスラム教(シーア派が多数) |
人口 | 約1000万人(内日本人約35人) |
通貨 | マナト |
気候 | 四季あり (地域によって異なる) |
時差 | 日本時間からー5時間 |
ビザ | アライバルビザ取得要(日本人無料) |
電圧 | 220V50Hz(日本の電圧は100V50-60Hz) |
プラグ | Cタイプ |
日本からの 直行便 | なし (ドバイ・トルコなどで乗り継ぎ) |
総人口は東京より約4000人ぐらい少ないです。
そしてアゼルバイジャンに住んでいる日本人の少なさにびっくりしました。
それほど日本人にはまだ知られていない未開拓な国であり魅力的な国でもあります。
日本からだと遠い場所ではありますが、もし行くチャンスがあれば行ってほしい国のひとつです。
アゼルバイジャンについてはの情報はたくさんあるわけではないのが現実。しかし実際に行ってみるととても魅力的な国でした♪
アゼルバイジャンをおすすめする理由
海外旅行が好きな私ですが、実は今までアゼルバイジャンという国の存在を知りませんでした。笑
なので実際に行ってみたからこそ感じたおすすめの理由を個人的な観点からまとめてみました。
- 日本人ビザ無料
- 建築物が美しい
- 食べ物が美味しい
- 地元民が優しい
- 観光地化されて移動が簡単
日本人ビザ無料
アゼルバイジャンに入国する際は基本的にはビザが必要です。
しかし日本人の場合はビザが無料なんです。
通常約20ドルの費用がかかりますがそれが無料って優遇されている感じがして嬉しいですね。
ビザの取り方は3種類ありますが空港での取得が1番簡単になっています。
ビザの取り方は以下の記事でまとめていますのでよかったらどうぞ。
建築物が美しい
アゼルバイジャンの首都であるバクーは、古くからの歴史と現代的な建築物が融合した魅力的な都市。
バクーにある旧市街はイチェリシェヘルと呼ばれていて古代都市の遺跡を含むエリア。
旧市街の宮殿の中にある『乙女の塔』は2000年にはユネスコの世界遺産に登録されました。
もともとソ連の国であったので、中世の建物や豪勢に装飾された地下鉄など歩いているだけで見どころ満載。
一方バクーにはフレームタワーやクリスタルホールなど現代的な建物もたくさんあります。
ドバイのようなユニークな建物があり、夜になると近代的な建物がライトアップされて綺麗なバクーの夜景を見ることができます。
カスピ海に面している遊歩道から見えるバクーの夜景はとても綺麗でした♪
食べ物が美味しい
アゼルバイジャンではザクロや地元ワイン・羊・キャビアなどが有名。
アゼルバイジャン料理で有名なのもの。
- ヨーグルトスープ…地元民が絶賛&オススメするスープで色んな香草とご飯粒が入っています。
- ペルメニ…小さな餃子で羊の肉などが包まれています。これもスープで食べたりします。
- ワイン…ワイン発祥の地の1つでもあり受賞歴があるワインも。ザクロワインも楽しめますよ。
- ザクロソース…羊やじゃがいも料理などにザクロとザクロソースで味付けしている。ワインと相性抜群!
- チャイ…アゼルバイジャンの紅茶は濃く煮出してお湯で割る飲み方。レモンと合わせると最高に美味。
- ドナル…ケバブのようなもので薄切りのお肉をブレッドに包む食べ物。
アゼルバイジャンレストランやスーパーのお惣菜などで色々買って食べてましたが何を食べても美味しいんです。
特に羊と野菜で煮詰めてザクロソースを使った料理は大変気に入りました。
ちなみにバクーの街を歩いているとパン屋さんをよく見かけます。
そのうちの1つで、揚げパンの中に香草ともちもちしたものが包まれているものがありました。
揚げパンは地元の人ゴリ押しで勧められたもの。仰ると通り美味しかったですし周りを見渡してもほとんどの人が食べていました。
地元民が優しい
英語は話さないが何かと優しい!
アゼルバイジャン旅行で体験した地元民の優しさはいまだに忘れません。笑
私が5日で経験した優しくしてくれたエピソード。
- 人気パン屋さんでは地元のお客さんが一緒にパンを選んでくれた
- スーパーでアイスを購入すると底からカチカチのアイスを出してくれた
- 薬局では会話ができないのに嫌な顔せず聞いてくれる(ボディランゲージで伝わった)
- カバンのファスナーが空いていたら声をかけてくれた
- 揺れるバスの中でおじいちゃんが手すりを譲ってくれた
- スーパーで困ってたらお姉さんが店員を呼んでくれた
など、英語を話さなくても地元の人がいろんな場面で優しくしてくれました。
地元民がいる街ってこんなに優しんだぁと改めて感じたし、移民ばっかりの街より地元民が住む街に住みたいと思ってきました。笑
ワイン好き必見の国
ワイン発祥の地と呼ばれるジョージアと国境を共有していて5千年以上のワイン造りの歴史があります。
旧ソ連時代には一時期ワイン作りを禁止されてしまいましたが、独立後は再びワイン作りに注力されました。
爽やかな酸を特徴としていて飲みやすい味わい。
辛口から濃厚な甘口ワインまで多彩な味わいが楽しめますよ。
ザクロワインもあるので興味がある方はぜひ試してみてください♪
ワインもリーズナブルな価格で購入することができます。ものによりますが美味しいものでも1,500円以下で購入できますよ。
観光地化されて移動が簡単
まず公共バスや地下鉄の利用が難しくない。
路線が整備されていて移動しやすいのでバクー市内であれば観光は十分にできます。
空港からの移動もバス1本で簡単に行けるので海外旅行に慣れていなくても意外と観光しやすい街です。
日本人にはまだまだ知られていませんが、有名な観光地もいくつかあります。
現地ツアーも色々とあったので、現地ツアーなども合わせると楽しい旅行になること間違いなしです♪
首都バクーの有名な観光地
『じゃあちなみにどんな観光地があるの?』って方が多いと思うので、首都バクーの観光地を一覧にしてみました。
- 乙女の塔(Maiden’s Tower): バクーのシンボル的存在で美しい建築と展示室が魅力です。
- 古い城壁(Old City Walls): バクーの旧市街には、中世の城壁が残っており歴史的な雰囲気を楽しめます。
- バクー古城(Baku Old City): UNESCOの世界遺産に登録された旧市街で、狭い路地や歴史的な建造物が点在しています。
- ファイヤーテンプル(Fire Temple): バクー近郊にある古代ゾロアスター教の聖地で、神秘的な雰囲気を味わえます。
- バクー・ブールバール(Baku Boulevard): カスピ海に沿って広がる公園で、散策やレクリエーションに最適です。
- ハイダル・アリエフ文化・歴史博物館(Heydar Aliyev Center): 現代的な建築で知られる博物館で、アゼルバイジャンの文化や歴史を展示しています。
- バクーのフレイヤ宮殿(Palace of the Shirvanshahs): 中世アゼルバイジャンのシルヴァーンシャー朝の宮殿で、見応えのある建造物です。
- アブシェロン国立公園(Absheron National Park): バクーの近郊に広がる国立公園で、自然散策や野生生物の観察が楽しめます。
- モール・バクー(Baku Mall): ショッピングやエンターテイメント施設が充実している大型ショッピングモールです。
- ニザミ通り(Nizami Street): バクーの主要な商業エリアでショッピングやレストランを楽しむことができます。
バクー市内は建物が綺麗だったり緑や噴水があるので、歩いているだけでも時間はあっという間に過ぎ去ってしまいます。
地下鉄内や地下道路も美術館のような感じでおしゃれなので、時間がある時はぜひ徒歩でも楽しんでほしいです♪
観光地ではないですがバクーの動物園に行ってきました。今までで行った動物園の中で活発な動物が多かったように感じました。私が行った時はクジャクが羽を広げて違う種類の鳥に求愛行動的なことをしていました。笑
他にも魅力的な都市を紹介
アゼルバイジャンの首都バクーから離れるとそこには山や湖など大自然が広がっています。
バクー以外にも人気エリアがあるのでいくつか紹介しますね。
シルクロードの要衝・シェキ(Sheki)
日本人観光客がバクーの次に訪れたい都市であり、美しい景観と歴史的な建造物で知られる街です。
シルクロードの要衝でありコーカサスの貿易ハブとして栄えた街になります。
絹の名産地と知られているので、絹のスカーフを購入することが可能。
そしてシェキの旧市街はUNESCOの世界遺産に登録されており特にシャヒスタン・ハン宮殿は見逃せません。
豊かな食文化で知られるギャンジャ(Ganja)
ガンジャはアゼルバイジャン第2の都市になっています。
美しい自然環境や歴史的な建造物、文化的な遺産、などが魅力的な街でもあります。
さらにガンジャは芸術や音楽の中心地でもあり、伝統的な工芸品や美術品を楽しむことができます。
食文化も豊かなので、もしギャンジャに行ったのなら地元の料理や飲み物を試すことをおすすめします♪
ちなみに隣国であるジョージアの首都トリビシまで約120キロの距離という近さでもあります。
南部に位置するランカラン(Lenkaran)
ランカランはカスピ海に面した美しい港町で緑豊かな自然と温暖な気候が特徴的。
温暖な気候なのでレモンや柑橘系などの名産地ともなっています。
紅茶の名産地でもあり、過去に日本人のお茶の専門家が紅茶の栽培指導を行ったそうです。
自宅のお土産用としてアゼルバイジャン紅茶を購入しましたが、すっきりしてるのに味がしっかり。レモンを合わせるとさらに美味しくなるのでお土産にもピッタリです!
まとめ
今回、アゼルバイジャンの基本情報や有名な観光地などについて紹介してきました。
実際日本からの直行便がないので行く機会はなかなか少ないと思います。
でももし休暇が長く取れそうであればぜひ旅行の行き先のひとつとして入れてほしい国。
もし、アゼルバイジャン行きの直行便がある国に住まれているのであればぜひ1度は行ってみてください♪